
日 時: 2025年2月8日(土) 13:00~15:00
場 所: カフェ・サンラファエル
(名古屋市西区名駅2-11-8 ファーストビル大樹1階)
地下鉄「名古屋駅」1番出口より北へ徒歩5分
テーマ: 心にのこる○○とは?
進 行: 荒井 豊
参加費: 飲食代実費(440円~)
定 員: 15名
申 込: 満員
内 容: 過去の出来事で今でも忘れられないことや、若い頃に読んだ本、熱心に取り組んだことなど、
記憶に残っていることは多いと思いますが、「心にのこる○○は?」と聞くと違ったものになる
のではないでしょうか。はたして、心にのこるとはどういうことなのでしょうか。
また、どのようなことが心にのこるのでしょうか。考えてみたいと思います。
初めての方も歓迎です。
どうぞお気軽にご参加ください。
主 催: なごテツ(https://nagotetsu.jimdo.com/)
共 催: カフェフィロ(http://cafephilo.jp/)
テーマ:心にのこる○○とは?
今回の哲学カフェは、雪がちらつく天気のなか、みなさん無事に参加できるでしょうかと主催としては、少し不安があるなか、12名の参加者で始まりました。
さて、どのような展開となるのでしょうか。
以下に対話の一部をご紹介します。
・今は亡き父親の言葉が心に残っている
「無理しちゃいかん」という言葉が残っていて、それからは早めにそうすることに無理ししている。
・心に残るイベントとしてコロナが残っている。
歓送迎会が中止になって、いまだにそのまま。
いろいろと社会の仕組みが変わってしまった。
・親の思い出が心に残っている。
自分を叱った先生に親が怒鳴り込んでくる。
親がそれだけ自分を信頼してくれていた。
・過去に読んだ本は何冊読んだかわからないほどあるが、心にで心に引っかかってきた本が数冊あった。
その本は感動したとか、面白かったというものではなく、心にざらつきがあっって今でも覚えている。
簡単には飲み込みずらいものであったり、心動かされるものであった。
名状し難い擦り傷のようなもの。
・愛読書
繰り返し読み返したくなる本、知的生活の方法
・インテレット:哲学 インテエンス
・自分が経験したが言葉にできないこと。
だいぶ経ってから言葉にできたとしても、果たしてそれは同じことなのだろうか疑問。
その時の傷が治ってしまったから言葉にできるようになるが、本当は別物ではないか。
・地面に設地している感覚。こどもの頃は言葉によってではなく自然に設地している感覚だが、大人になる
と概念に設地するようになってしまう。
今まで見ていたものとのズレが出てしまう。
・中学校の行事でキャンプでカレーを食べたこと。
でもカレーの味は覚えていない。キャンプ場の独特の匂い。
・記憶に残ると心に残るの違い
記憶に残る:数字が影響。
車の修理に50万かかった、大谷翔平のホームラン
心に残る:感情が影響。大学受験の受験勉強、受けたい大学が1つだけのため必死に勉強した。
大学受験に受かったと母に伝えたら、安心してその場で泣き崩れたその姿に、なんと表現して良いかわか
らないがものすごく感情が動いた。
・幼少期の何でもないことが心に残っている。
幼少期のことを思い返すと、年齢がたつにつれて、家族や友人と話すことや、アルバムを見かえしたりす
るうちに、その時の記憶が増幅されて心に残っている。
ただ、これが本当にその時のことなんかと疑問にも思ってしまう。
・母親からもらった手紙がある。思い出すと毎回同じ気持ちになる、母を大事にしなけりゃという気持ちに
なるが、そのうちに忘れてしまって、また手紙を見るとその気持ちを思い出す。
・小学校の校庭を見ると思い出す。自分の学校は女の子が少なかったので、フォークダンスをしても、自分
の番までに女の子が回ってこなかった。
フォークダンスで女の子とダンスしたことがないのを思い出す。
・幼少期の一番最初の記憶。3歳〜5歳の頃の記憶、ことあるごとに思い出される記憶があるが、今となって
は確かめようがないので夢かほんとかわからない。
・何かで記憶が蘇る: におい。
小さな時によく病院に通っていたので、消毒の匂いを嗅ぐとその時の記憶が蘇ってくる。
・匂いと音で、記憶が戻るのは匂いが圧倒的に多いのでは?
量の違いがある。
・人の名前とか顔を忘れるが飼っていた猫の匂いを覚えている。
耳で聞いたもので覚えているのは、幼いときに風の谷のナウシカを見に行って、そのなかで聴いた音に感
動して覚えている。
・心に残る料理として、母親が作ってくれた料理を覚えていない。
何を出してくれたか覚えていないことがもったいないと思う。
・幼少期の頃の話をされるけど、悪いこと苦しいことなど、嫌な自分を忘れたい故に話せないことがある。
心には残っているので思い出すが、言えない。
忘れたいと思ったが故か思い出せない事も。
・旅行に行った時に写真を撮るかどうか。
ある時期は持っていかなかった。写真には残るがその場を楽しめたかと思って。
心に残したい時はそうすれば良いのか。
・五感で集中できないと記憶に残らないのでは。
・カメラで写真を撮ったりしなようにしている。自分の想像力以下のものになってしまうような気がする。
自分が写真で撮ったものは解像度が下がってしまう。
・ラーメンの写真を撮り続ける上司がいる。
それを見返すことはないのではないかと思う。
なんで写真を撮るの?
・その写真を見ると、その人とご飯を食べたということを思い出す。
そのための写真。日記帳と似ている。
・料理の写真集を学生の時に見て、その料理人の言葉に皿の中に僕がいると言っていた。
その人の存在証明ではないか。
毎日キャラ弁を撮ってもらっていると、やり甲斐が出て、料理を工夫するようになるが撮るのをやめてし
まうと、作らなくなくなった。
撮るという行為は相手も幸せにする。
・親知らずを4本同時に抜いて入院した。親がケーキを買ってきてくれたが痛くて食べられなかった。
その時はわからなかったが、今から思い返すと親に申し訳ないと思って心に残っている。
・両親が残してくれた写真帖を見ると、忘れていた記憶が蘇る。写真にはそういう力がある。
小さな時の写真を見るとその匂いまで思い出す。
・匂い自体が心に残っているわけではない。運動会の時に食べたおにぎりの匂い。
本当は、マラソンに選ばれたのが嫌だったという気持ちがおにぎりの匂いという形で覚えているからでは
ないか。
・「失われた時を求めて」という本の中で、マドレーヌと紅茶のシーンがあって、それを契機に色々なこと
を思い出す。
嗅覚と味覚が近い。脳で処理する経路が違う。
タイムラグがあるというようなことがあるのではないか。
・みんな話す内容が昔の話が多い。同じことを何度も繰り返し思い出しているからではないか。
最近のことはそれほ繰り返していないから。
・新しい強烈な経験は残る。小さな時は新しい経験ばかりだから残る。
・処理能力の問題。
子供の時は全てが初めてなので脳が疲弊することが多い。
パターン化してしまうと処理の単純化が行われてしまう。
・心残りという言葉がある。この言葉は良いことには使わず、あの時にこうしておけばよかったということ
に使う。
取り返しがつかない後悔として覚えていても将来の役に立たないのに。
などなど、この後も対話は続いていきます。
今回は心に残るということがテーマのため、それぞれの方の体験からのお話が多かったと思います。
参加者それぞれの心に残る対話の時間になったのではないでしょうか。
(作成: なごテツ世話人 荒井 豊)