第67回 哲学カフェ

【退屈とは?

2024年9月14日(土)

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カフェ・サンラファエルさまの入り口
カフェ・サンラファエルさま

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日 時: 2024年9月14日(土) 13:00~15:00

場 所: カフェ・サンラファエル

    (名古屋市西区名駅2-11-8 ファーストビル大樹1階)

     地下鉄「名古屋駅」1番出口より北へ徒歩5分

テーマ: 退屈とは?

 進 行: 高橋 秀和

参加費: 飲食代実費(440円~)

定 員: 15名

申 込: 満席のため受付終了

内 容: 身近にあり、かんたんに消えることもあれば

     捕まってしまい、逃げれないこともある

     知っているようでよくわからない存在

     今回は「退屈」について考えてみたいと思います。

     初めての方も歓迎です。

     どうぞお気軽にご参加ください

主  催:      なごテツ(https://nagotetsu.jimdo.com/)

 共  催:     カフェフィロ(http://cafephilo.jp/)

# テーマ「退屈とは?」

 

朝夕に夏の暑さも少しはやわらぎ秋の訪れを少し感じる季節になりましたが、「暑い暑い」がまだまだ聞こえてくる中、今日も多くの方が参加してくださいました。

今回のテーマは「退屈とは?」です。

哲学カフェも退屈だったとならないよう、皆様も全力で参加してくださったようです。

 

それでは、その対話の一部をご紹介します。

 

・退屈は悪いイメージがあるが文化や哲学を生み出した。

・生活に退屈していたため、それから逃れるために歌が生まれた。

・人間が退屈な環境を持ったのは、進化の過程だったから、この退屈を解消するためにイノベーションが促

   された。

・自分が疲れている時は退屈とは思わない。

・やらなければいけないことが沢山あって退屈とは思わなかった。

 暇がなければ退屈ではないのか

 暇はあったが退屈は感じなかった。

 暇は状況、退屈は感情なのではないか

・働いている時は、暇が欲しいと思ったが、今は毎日が日曜日で退屈。退屈が極まると何かを探す。

・忙しい時は退屈ではないのか?

 時間と空間があり、空間的に移動できないという制限と時間的な制限があることで退屈の度合いが変わる

 のではないか、

・ちょっと退屈の方が忙しいより良いのでは?

・退屈の反対は、やらなければいけないことがあること。

 目標に向かって威頑張っている。食べるのが精一杯。

・退屈から逃げたいのではないか

・時間が余っていることに、不安や焦燥感があると、なんとかしなければいけないと思う。

・仕事が面白くないと、たとえ忙しくても退屈。単なる単純作業をやっている時に退屈と感じる。

 それが自分のやりたいことであればそうは思わない。

・自分はもっとできるのに、それが活かせないと感じると退屈と思う。

 もっと自分にしかできないことをやらせてほしい。

・退屈な仕事と面倒な仕事。どちらも嫌な仕事だが、どちらかを選べと言われれば面倒な仕事の方が面白い 

 ことがあり得る。

・退屈は苦痛。貴族は暇で退屈なので色々な文化が生まれたと思うと退屈も必要。

・暇というよりもゆとりが文化を生んだのでは?

・忙しすぎた状態の改善したのがゆとり?

・目的を持った行動と無目的な行動。目的から離れるときに行動が変わる。

 明らかな逸脱が生まれるというのが大事では。

 新しいことを次から次へと見つけるので退屈を感じない。

 無目的な楽しみを制約された条件下で見つけるところがある。

・エスキモーの子供が西洋文明を体験してから自分の故郷に帰っても何もやることがないという退屈さに苦

 しんだという話。刺激的なものが何もないことに苦しむところに文明というものに対する疑問が湧く。

・消費社会は消費者を培養しなければならない。

 小さな子供がスマホ中毒になっている、子供がそれを望んでいるかと関係なくその方向に進まされている

 のでは。

・退屈は選択肢の1つ。昔は女性の一生にはモデルがあった、その通りに生きるのは退屈にみえるが当時の世

 代は人生はそんなものと思っていたので退屈ではなかったと思う。選択肢が多いから退屈というものが選

 べる。

・一人称の退屈は自分で退屈するかどうかはコントロールできる。

 3人称の退屈はその人にレッテルを貼ること。なんの刺激を与えてくれない人は退屈な人。

・退屈とつまらないは違うのか

・落語や歌舞伎などの名作は同じストーリー繰り返しで昔から変わらないが退屈ではない。

 

などなど この後もまだまだ続きました。

すべての対話内容はご紹介できませんでしたが、 退屈は退屈は様々な捉え方をするようですね。

 

 (作成: なごテツ世話人 荒井 豊)


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